原点から考えれば全患者さんに共通する原因がわかる

では、評価の基本
「 PART2」です。

前回お伝えしたポイント
「なぜ痛いのか?」

あなたなりにお考えになりましたか?

この答えを導き出すためには、
「痛み感覚」ってなに?
ここから考えます。

痛みの原因は何か?

何だと思いますか?

 

「侵害受容性疼痛」
「神経障害性疼痛」
「心因性疼痛」

こんな単語を目にしたこと、
必ずあるはずです。

痛みという「感覚」が生じるには、
上記のいずれかが存在する必要があります。

からだには何も起こっていないのに
痛いと感じる。

そんな状態は「心因性」かもしれません。

厳密にいえば心因性疼痛は
現代の臨床での検査技術で
確認できる範囲では何も起こっていない。
けれども痛い。。。

という感じでしょうか。

心因性疼痛の場合、
そのメカニズムは複雑です。

様々な因子が絡み合い、
複雑な病態となっています。

心理的アプローチも含めて、
治療に携わるセラピストに
求められる知識・技術は多大です。

しかし、
整形外科クリニックの患者さんの中では
「心因性疼痛」は少数派だと思います。

特に、
初診でこのような方とお会いすることは、
とても少ないです。

昨日まで何ともなかったのに、
今日からいきなり心因性疼痛
そんなことは無いと思います。

整形外科クリニックに
いらっしゃる方々の痛みは、
そのほとんどが「心因性以外」のはずです。

では、心因性以外の要素
「侵害受容性疼痛」
「神経障害性疼痛」
この場合、なぜ痛いのでしょうか?

この2つの場合、
必ず・誰にでも共通することがあります。

それは、
からだに負荷がかかって
組織が傷ついた結果として、
痛みが生じている。
ということです。

侵害受容性疼痛の場合、
侵害受容器が刺激されることで
痛みという感覚が生じています。

神経障害性疼痛の場合、
主に末梢神経が刺激されることで
痛みという感覚が生じています。

侵害受容器
末梢神経
これらを刺激している「組織を傷つける負荷」
これが必ず存在しています。

つまり、
組織を傷つける負荷がいったい何なのか?
これを把握し、
それを取り除けば、
痛くなくなるわけです。

では、
痛みを発生させた原因である
「組織を傷つける負荷」とは何でしょうか?

それを評価で明らかにしなければなりません。
そして、
それを無くす為の治療をしなければなりません。

組織を傷つける負荷が一体何なのか?

次回にその答えをお伝えします。

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The workshop on physical exercise
代表:三井祐紀